そんな懐かしい記憶が突然蘇ってきました。
しかし、日曜日だけの“特別”だったかといえばそうではなく、 平日の夕方も、夜も、 弟とそろってテレビ画面に映し出される創作劇に見入っていました 。
今のこどもたちはどうなのでしょう。
アニメはスポーツや時代劇と同じく、 チャンネルが専門化してしまって、 地上波で目にする機会なども減っているのでしょうか。
習いごとが増え、掛け持ちなどもある中で、 そもそもテレビを観る時間が減っていたり、 遅い時間に限られるため大人と一緒にテレビドラマを眺めることに なったり、 YouTubeで適当な動画を拾って見ていたりするのでしょうか 。
テレビ自体「つまらなくなってきている」 などと距離が置かれるような傾向もあるようですが、 こどもたちにはもうちょっとアニメを見てもらいたいな、 と私は思います。国語開化塾で“物語性”と呼んでいる、 お話の結びのための場面・設定や、その後の展開(出来事) を意識する習慣が身につくからです。
「 あなたがこれまでに特に力を注いで取り組んだことを教えてくださ い。そして、なぜ力を注いだのか、 何を目指しどのように挑戦したのか、何を実現し、 そこから何を学んだのか。以上の順で記してください。」
これは、 日本最大手航空会社の就職希望者エントリーシートにあった質問事 項です。
先月、元塾生から添削の依頼を受け、見かけたものです。
もう、まるまる自己の物語性が問われています。 これを10行程度で簡潔に書くことが求められているのです。 その中で、 読み手に特別な印象を与えることもできなければいけません。
中学受験でも、記述解答に重きを置く学校では似たような問題が出 されますし、今後変化する大学受験でも、 こういった個人の本質を探るような課題が増えてくると予想されま す。
書けるようになるためには、まずモデルとなるものに触れ、 慣れる必要があります。
もちろん短編小説に親しむだけでもそうやって“読む” 意識はゆっくり育ちますし、 当塾ではそれを意識的にすべく物語要約を課題の1つとしてはいますが 、まずはアニメ!でもいいのじゃないかと思うのです。
そうだ! 私もアニメ観ないと!
5年生後半〜中1の塾生を主な対象として貸し出している図書『 精霊の守り人』がアニメになっていることを聞き、 観ることを薦められたのでした。 Amazonプライムで公開されているようなので、“ あのころ”以来の日曜朝を過ごしてみたいと思います。
NHKで綾瀬はるか主演のドラマにもなっていましたね「 精霊の守り人」。新シーズンは本年11月放送予定とのこと。 原作のシリーズもオススメですよ。読書の好きな子たちにぜひ!
単行本 |
軽装版 |
シリーズ12巻セット |
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