中学生は自他共に、小学生の頃とは切り離し、「大人の仲間入り」という意識を持つものです。そして、悪い意味で大人と同じ、自身向けの“判断”をしはじめます。小学生に見られる素直さが、表には出にくくなります。
「勉強より今は部活が大事」だとか、その逆だとか、「無理です、時間がありません」「いま私、すごく忙しいんですよ」とか、「えーそんな(面倒な)ことしなくても平気です」とか。
©藤子プロ |
私は考えるという行為の前段階として、“真似る”というのがあると思います。
改めて言うほどのことでもないように聞こえても、教育においては本当に大事なことで、習いにくる者たちは、とにかくまず“真似てみる”ということをしなくてはなりません。
応用はその後。さらにその後に、世間を驚かす“型破り”があるのです。型はモデル。習いに来ているのなら、モデルは先生の提示するものです。
それを、自身の“判断”で聞き流し、“真似”しないのなら、生徒失格であります。
ばかになれ ばかになれ ばかになれ
クソガキどもへの……呪いのまじないではなく、愛すべき生徒たちを悪しき“判断”の習慣から脱却させる魔法のことば。
「ぼく馬鹿だから、言われたようにやってみなきゃ!」
「わたしバカだから、真似して身につけなきゃ!」
「分かった気になってちゃいけないんだ!」
自尊心なんて、頑張っていれば後から身につきます。気がつけば周囲から一目置かれる人物にもなります。
「ばかになれ」、今は自分自身に浴びせてください。
本投稿と内容は重なりませんが、こんなタイトルの書籍があったので紹介します。
『賢く生きるより、辛抱強いバカになれ』(稲盛和夫・山中伸弥 対談)
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