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ここにコラムとして、元サッカー日本代表、現在はTV番組などにも出演しながら指導者としても活躍されている前園真聖氏へのインタヴュー記事がありました。
http://the-ans.jp/column/433/
読んでみたところ、とても大事にしなければいけない学習のポイント、教育のポイントがそれぞれ挙げられていたので、ここでは敢えて抽象度を上げて要約し、その内容をご紹介したいと思います。
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◆上達するためには、自分で考えてトレーニングをすることが大事
言われたことをしているだけではうまくならない。より高みを目指すためには、自分で考えてみる。「なぜ○○なのか。どうやったら○○できるのか。」
そのうえで、見て学ぶことも重要。練習するだけでなく、達人の技をよく観察すること。
見て学び、自分なりに考えて工夫し、それを練習に生かすことが必要。
◆指導者や保護者は、あまり答えを与えすぎないほうが良い
こうしろ、ああしろと言うのではなく、こどもたちが自発的に考え、選択することが大事だと思う。○○しなさいと言ったらその通りにすると思うし、○○してはいけないと言えばしなくなる。そうではなくて、自分たちで考えて行動して、それで失敗したら次どうすればいいか、そこの選択肢をこどもたちに与えた方がいい。
本番では指導者や保護者がいちいち指示できないので、大切な局面では、その場をどうすればいいか、自分で判断しなければいけない。その判断する力をこどもたちには身につけてもらいたい。
自分で考えなければいけない。
テクニックだけでなく、考える力を養ってこそ、である。
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短くしましたが、本質はそのままお伝えできていると思います。
“考える教室”を自負する当塾でも、前園氏の言う上の二点については、当然徹底しています。
つまり、作文をするということが、
・ものごとを自分の目で眺め、気づいたこと考えたことを記す行為
・上達のため、モデルにできる文章を見て学び、真似てみることが大いに求めらる作業
・基本的には自分一人で原稿と向き合い、評価を得るために脳がねじれるほど考え抜いて、結びまで突き進まなければいけないもの
……である以上、こどもたちに自分で考える必要性を話して聞かせることも、模範となるような良い文章をどんどん読ませること真似させること、あるいは要約させることも、さらには一人で実力を発揮できる子に育つよう、保護者の方々に“見守る”こと“選択肢や答えを上から与えない”ことの重要性を説くということまで、すべてが当塾の掲げる“指導”に含まれてくるというわけです。
その中で、一番伝わりにくいこと?
断然、保護者方への内容ですよ!
それについては、あらためて、挑戦的に書くつもりです。
「自分で考える」なんて、当たり前ですよね。書籍名としても巷にあふれています。ただ、当たり前のことが皆できないのです。そもそも、考えるって何でしょうね。
当塾では、その「自分で考える」方法も14に分けて教えています。当たり前のことが本当に当たり前になるよう、大胆にご提案させていただいているというところです。
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