コラム 第27回

小さな目標を立てての自学自習。
その大切さが分かった人は、好きなものを好きなだけ勉強するようにしてください。
気が向いた時には、その熱が冷めるまで。気分が乗らないときには、1項目や1問でもいい!と割り切って。
する時はする何もしないは避ける。その習慣が身についてくるだけで、未来は明るいのですよ。



さて、今日のテーマは【何を勉強の材料とするか】です。
単刀直入に言えば、必要なのは杖となる一冊の参考書と補佐役としてのGoogleです。


◆まずは好きな科目から◆
まず手を出すべきは、やはり好きな科目です。親友や好きな子を優しく想いやれないような人は、皆に優しくなんてできません。好きな科目、頑張ってみたい科目で“小さな習慣”さえ続かないようならば、それは目標設定に無理があるか、まだ勉強するタイミングで無いかだと言えます。何か一つで小さな自信をつけてから、手を広げるようにしましょう

科目が決まったら、本屋さんへ足を運び、参考書を探します。続けられそうな一冊を探しますが、進め方も自身の思う通りでいいのですから、気を楽にしてください。勉強に不慣れな人は、薄い冊子を求めて、どんどん終わらせる喜びを実感していくのもいいですね。疑問や気になることが出てきたら、Google先生にどんどん聞きます。気の済むまで掘り下げましょう。

気の向くまま、気の済むまで

◆充実の向こう側へ◆
勉強を続けていれば、必ず充実感が湧いてきます。この充実感によって心のエンジンがかかり、内発的動機づけによって前進しようとしている自分に気が付く、という精神状態にたどり着くことが重要です。ここでも「早く気付いた者勝ち」。気づきがあったら素直に行動してみましょう。
そのうちに、初めに選んだある教科は、得意科目として自信を与えてくれるようになります。そして「ある教科だけ得意である」という状況の向こう側、つまり他の科目への吸収意欲もまた、頭をもたげてくるのです。


◆Straight roads do not make skillful drivers◆
好きな科目から、自分で選んだ続けられそうな参考書で学ぶ。
何の変哲もなさそうな学習ですが、今回までにお伝えしたように、向き合い方が違います。
近道を探して慌てるよりも、“自分らしく”地道を歩みましょう。一気に拓ける瞬間がくるのです。


【つづく】

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